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転回音程とは
転回音程とは、ある音程の上下関係を逆さまにしたときにできる音程のことをいうよ。
転回音程とは、単音程(完全8度以内の音程)における2音のどちらか一方を1オクターブ移動して単音程になるようにした時に生じる音程のことである。下の音程を「原音程」、転回された音程を「転回音程」という。
※例の場合、原音程「完全4度」に対し、転回音程は「完全5度」となる。
原音程と転回音程は合わせて1オクターブになる関係にあるため、度数や完全・長・短などの種別は次に示すように相互に変換される。
度数の変換
1度 ↔︎ 8度
2度 ↔︎ 7度
3度 ↔︎ 6度
4度 ↔︎ 5度
完全・長・短などの種別の変換
完全 ↔︎ 完全
長 ↔︎ 短
増 ↔︎ 減
重増 ↔︎ 重減
上の表の変換に当てはめるだけでいいから簡単だよ。やってみよう!
例えば、長7度の転回音程はどうなると思う?
「長」の転回は「短」
「7度」の転回は「2度」だから・・・
「短2度」かな?
正解!!
「度数の変換」「種別の変換」の表は何度も解いて完全に覚えてしまおう!!
転回音程の練習問題
⑴増1度 ⑵短3度 ⑶完全5度 ⑷長2度 ⑸重減4度 ⑹増7度 ⑺重増3度 ⑻減6度
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